出典:https://anisong-station.jp/archives/7887
2020年2月24日に放送されたアニメ「pet(ペット)」第8話「策謀」のネタバレと感想です。
ヒロキは体調のすぐれない司に変わって悟とコンビを組み敵対マフィアの隠し子である中国大使を潰す作戦に参加します。
ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!
アニメ【pet(ペット)】第8話「策謀」のあらすじ(注:ネタバレあり)
ジンは悟を「会社」の「社員」にならないかと勧誘する
敵対マフィアの隠し子である中国大使を潰す計画の打ち合わせ中、ジンは悟に「会社」の「社員」になるようすすめるが、悟は林さんに相談しないと決められないと決断を保留します。
ここでもわかるように彼ら「pet」たちは記憶操作という優れた能力と引き換えにして独自の判断力と決断力に欠ける傾向があるようです。
ジンもそれを知ってか悟にしつこく勧誘するところを見ると、林が潰れた今、「ベビー」を作れる「pet」たちの確保が「会社」にとって重要案件になっていることがわかります。
司の策謀が動き始める
司は「仕事」に向かうヒロキに「悟を信用するな」と吹き込んだあと、一人になってから悟を潰す秘策を心のなかで独白します。
それは「タニ」で「鍵」を掛けていないメイリンをケアするために悟が自身の「ヤマ」にメイリンを入れるそのタイミングで司も悟の「ヤマ」に侵入し、林を潰した同じ方法で悟を潰す策謀でした。
素晴らしい策謀の出来栄えに興奮する司でしたが、林を思い出したときに嘔吐してしまいます。メンタルが戻っても体は拒絶反応を起こしてしまうようです。
司を疑い始めるヒロキ
ホテルに潜入したヒロキに悟は口止めされていた「社員」に勧誘された話を打ち明け、司にもその話が来ていないかヒロキから聞き出そうとします。即座に否定したヒロキでしたが司の疑惑の行動を見ているヒロキは疑心暗鬼に陥ってしまいます。
会場に侵入した悟は大使の服に水をこぼして大使に接近し暗示をかけ、ヒロキがドライヤーで服を乾かすために壁際の席に移動させます。
作戦の中止を求めたヒロキに悟の怒りが爆発する
壁際の椅子に座らせてSPから引き離すことに成功した悟とヒロキは大使の「ヤマ」への侵入に成功します。
大使夫人がいることに気づいたヒロキは作戦を中止するよう訴えますが、それを聞いて悟は林と会えないフラストレーションが爆発して激昂します。
悟は「仕事」のことを考えると林に見捨てられたという思い込みがひどくなって不安定になってしまうので「考えること」自体をやめてしまったようです。これは「pet」たち特有の精神構造なのでしょう。
それを聞いたヒロキは悟に代わって中国大使を潰しました。
ヒロキが現場からの脱出に失敗!病院に運ばれる
大使を潰したあと、悟は他の従業員たちの記憶を操作して身代わりを立て、現場から脱出します。
ヒロキもそれに続きますが、司の看病でろくに食事をとっていなかったヒロキは立ちくらみを起こして倒れてしまいます。
ジンは大使が「会社」の息のかかった病院に運ばれていくのを確認しましたが、その後ヒロキも同じ病院に運ばれていくのも見ていました。彼女は柏木に悟をホテルに戻してから一人で病院に向かいヒロキを回収するよう命令します。一体何を恐れているのでしょうか?
司が「会社」の「社長」に会うために北京へ向かう
司は「会社」のジェット機で北京へ移動中、新人のフライトアテンダントにシャンパンを勧められますが、それはロンが飲むものだと言って下げさせるどころがわざとグラスを床に落とします。
司はロンの「pet」としてひどい扱いを受けていたので、司もロンを嫌っているようです。
悟を潰すためにはメイリンを悟に合わせる必要ががありますが、メイリンを管理しているのは司を嫌っていて警戒しているロンです。司は一体どうするつもりでしょうか?次回!
アニメ【pet(ペット)】第8話「策謀」の感想・考察
潰された大使の思い
潰れた大使の「ヤマ」の中で子供時代の大使が、「黒い猫」でも「白い猫」でもネズミを捕る猫はいい猫だといっていましたが、あれは鄧小平元国家主席の発言の改変です。彼はその言葉の通り社会主義国家に資本主義制度を導入して中国を発展させたリアリストです。
(そのせいか毛沢東に左遷されてしまいますが)
母親はマフィアである父親を嫌っていても子供時代の大使には父親のそんな立場など関係ない、父親は父親だという心情を表した素晴らしいセリフだと思います。
「pet」は潰された者たちの「ヤマ」のエピソードが感動的なのがその後の悲しみを誘います。
嵐の前の静けさ
今回の話は「pet」たちの関係がギクシャクし始めてきてまさに嵐の前の静けさといった感じです。
「会社」は「pet」たちを分断して個別に操ることが基本戦略なのでこの状況を見逃すとは思えません。嵐の後に訪れる彼らの未来には何が待っているのでしょうか?