pet(ペット)
出典:https://anisong-station.jp/archives/7887

 

2020年3月16日に放送されたアニメ「pet(ペット)」第13話最終回「虹」のネタバレと感想です。

12話のネタバレをまだ見ていない方はこちら

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司は悟の逃走を阻止し、柏木たちに拘束させることに成功。「会社」に悟を処分させることで司の計画は成功裡に終わると思われました。しかし林の真意を知った司のメンタルは林を潰した記憶のフラッシュバックで崩壊寸前でした。彼はヒロキに助けを求めます。

ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!

 

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アニメ【pet(ペット)】第13話最終回「虹」のあらすじ(注:ネタバレあり)

悟は「伝書鳩」を発動させて起死回生を狙う

ジンは薬を打って悟をおとなしくさせるよう柏木に指示しましたがロンが静止してメイリンと隣室に居るよう命じます。やっぱりジンは悟に気があったのかな?目の前で悟が殺されるのは見たくなかったのでしょう。

そのことでロンとジンが口論を始めた隙を突いて、悟は林に「マタサのおじちゃん」のキーワードで「伝書鳩」を発動。林は味方のはずの「会社」の部下たちに発砲して形勢が逆転します。状況を察したロンが反撃しますが一足遅く柏木に射殺されます。

 

悟は脱出を手助けするよう柏木に命じますが柏木が持っていたUSBメモリーはジンの発砲で破壊される。

悟はジンに父親は柏木だから打つなと叫びますがロンを殺されて逆上したジンは柏木に二発目を発砲!血に染まって倒れる柏木。ジンはなおも銃口を悟に向けますが悟は柏木の記憶の中におかしな形のかばんがあるからそれを開ければ本当の柏木の記憶が蘇るといってメイリンの「蝶」に柏木の記憶に行くよう命じます。そう、メイリンは北京語で命令を出されたら自我がないので誰の命令でも聞いてしまう欠点があったのです。メイリンの「蝶」によってジンは柏木の記憶へ連れて行かれました。

 

ジンが見た柏木の記憶には絶望をいざなう真実の愛がありました。

記憶の中で柏木は「会社」の「社長」から殺さないでおいてやると言われていましたがその口調はどこか怒りを感じさせました。ジンは誘惑にかられてテーブルに置かれていたドールハウスの箱を開けました。その箱の中には柏木が「社長」の妹レンレンに子供を産ませたあと体力が尽きて死なせてしまった責任を取って柏木からレンレンの記憶を消し赤の他人として「会社」に貢献するよう命じた記憶が入っていました。

場面は変わって林と柏木が今後について話していました。体の弱いレンレンに無理を強いてしまったと後悔する柏木(今の柏木とあまりにも違いすぎて驚愕した)。記憶を「抜く」と柏木の人格が崩壊することを危惧した林は記憶を「隠す」ことを提案します。これなら少し人格に影響が出ますが「社長」には気づかれないだろうと。柏木はその提案を受け入れます。

 

爪弾き同士惹かれ合う柏木とレンレン。彼らの真実の愛を知った時、ジンに絶望が訪れる。

レンレンは「潰し屋」の能力はありましたが、精神的には不安定なままで奇矯な振る舞いをするので林たちお付きの人たちを困らせていました。そんな彼女も面倒見のいい(!)柏木にはなついていました。はじめはうとましくおもっていた柏木も次第にレンレンに惹かれていきました。子供のときの家庭環境が悪かった柏木も愛情に飢えていたのです。深夜に寝室まで押しかけてきたレンレンを追い払おうとする柏木。しかしレンレンから告白されてついに二人は結ばれます。

正気に戻ったジン。しかし彼女の心は絶望に覆われていました。そう、彼女は実の父を殺してしまったのです。そして自殺を図りますが駆けつけた「会社」の部下たちに静止されてしまいます。部下たちは逃げた悟を探しますが、隠し部屋の中に幼児に退行してしまった司を見つけるのみでした。

 

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ロシアと思われる場所にヒロキと司(?)が逃げていました。

ロシア語の書かれた港町にヒロキと司は逃げ込んでいました。あれ、司は怪我してましたっけ?「伝書鳩」が運転する車でヒロキと司は逃走ルートの打ち合わせをしていましたが車のバックミラーには司ではなく悟が写っていました。ヒロキは記憶を書き換えられてる?

車の中で眠ったヒロキの夢に司が眠りたいと訴えたところで目が醒めました。場所はどこか広い平原のようです。ヒロキは司がしているはずのない鼻ピアスをしていることに気が付きます。ヒロキの催眠が解けかかっていると気づいた悟は催眠を説いてヒロキの「ヤマ」に入り、水槽に「隠して」いた記憶を見るようヒロキに言いました。

そこには隠し部屋で司が林との記憶を消してほしいと訴えていました。ヒロキは記憶を消すと潰れてしまうから「ヤマ親」の林をヒロキと「スリカエ」ることを提案し司の記憶へと向かいました。

 

「鍵」をこじ開ける司。しかし記憶が泡のように消えていく・・・。

記憶の中で司は「鍵」のメインロックが「タニ」の死んだ犬であることを告げ、そこから入って行きましたが「鍵」があまりにも頑丈なので司が強引にこじ開けていくしかありませんでした。しかしそれは司の記憶がどんどん泡のように失われていくことを意味していました。そしてたどり着いた「ヤマ」には今までの人生で経験した彼の記憶が存在していましたが泡となってすべて失われてしまい、最後に残ったのは「ヤマ」を作った時の林との記憶だけでした。ヒロキは悲しみの中で「スリカエ」ることを断念し、林の記憶を消し去ります。

 

「ヤマ」は実在の景色だった!希望を胸にヒロキと悟は決意を新たにする。

司を置いてきてしまったヒロキは後悔の念にかられて司との記憶を「抜いて」くれと頼むが悟は聞き入れません。彼は自分たちか生き残ることこそが林との出会ったことをを間違いじゃなかったと証明するためにここまで逃げてきたのでした。そこに差し込む朝日の光。振り返るとそこには「ヤマ」で見た景色がそっくりそのままありました。「ヤマ」の景色は空想ではなく実在したのです。その景色を見たヒロキと司は自分たちの決断は間違いではなかったと決意を新たにし、残された司や林、メイリンをこの場所に連れてくることを誓います。

 

「社長」の自宅にはジンやメイリン、そしてジンがロンと呼んでいる司がいました。ジンは語ります。幼児に退行してしまったロンの記憶を作って「潰し屋」として育て、殺された(と思いこんでいる)司や柏木たちの復讐をさせようと。

彼女は精神的なショックでロンと司の区別もつかなくなっていました。光が輝くほど影も濃く深くなるのでした。

 

これで終了です。お読みいただきありがとうございました。

 

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アニメ【pet(ペット)】第13話最終回「虹」の感想・考察

かなりのセリフ量を削りながらも破綻しない脚本を書き上げた村井さだゆき氏の力量に感服する。

この最終回は構成を担当していた村井さだゆき氏の脚本でした。村井氏は残念ながら亡くなられた今敏監督とコンビを組んだ劇場版「パーフェクト・ブルー」「千年女優」、TVアニメでは「シドニアの騎士」「夏目友人帳」の脚本を書き上げた大物脚本家です。彼の脚本の特徴は「パーフェクト・ブルー」「千年女優」における現実と妄想が混ざりあった世界を破綻なくまとめる力量にあるといえるでしょう。

今回も262ページの大半(51話の「願い」からなので233ページもある)を台詞やシーンをかなりの分量カットしながら上手くまとめ上げた凄腕に感服しました。特に司が「鍵」をこじ開けて記憶をなくしていく場面はエンターブレイン版で追加されたもので50ページ以上もあります。それなのにアニメは短時間ノシーンなのに消えていく記憶のシーンがほとんど残っていることに驚いています。いったいどうやったら台詞を削っても破綻しない話を書けるんでしょうか?

ただ一つ残念なのは柏木がレンレンにキスを求めるシーンを削ってしまったところですね。もうエピソードを詰めるところがないので仕方がないのですが。

 

総評としては台詞を最小限にしつつ難解な話をうまく整理して原作の良さを表現した良作と言えるでしょう。

 

果たして第3部は描かれるのでしょうか?

エンターブレイン版のあとがきで三宅乱丈先生は「pet」が3部作の第2部にあたり、いつか一番初めに考えたという続編に当たる第3部を書いてみたいとおっしゃっていました。

もちろん第3部も読んでみたいのですが、私としては「pet」の前篇にあたる第1部の方を読んでみたいと思いました。第1部は柏木とレンレン(そして林)の話と林が気功術師を全滅させた話が中心になると思われ、香港映画の傑作「インファナル・アフェアー無間序曲ー」を思わせるドロドロ無間地獄な展開になりそうなのでわたしは第1部のほうを読んでみたいですね。

まあ最近は昔読んだマンガのリバイバル作品も増えているので1部にせよ3部にせよ描かれるチャンスはかならずあると思って待っています。

 

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