2020年1月30日に放送されたホームルーム第2話のネタバレです。
ホームルームは、女子生徒に人気の高校教師、愛田凛太郎(山田裕貴)こと通称ラブリンが実は裏の顔を持っており、生徒である桜井幸子(秋田汐梨)に歪んだ愛情を持っています。
家に全裸で忍び込む、桜井のヒーロでありたいがために自らいじめ行為を仕掛けるなど、愛田の突き抜けた変態的奇行が見どころのドラマです。
前回1話の最後では、愛田が仕掛けていないにも関わらず桜井がいじめ行為に晒されました。
犯人は誰なのか。
自分以外が桜井をいじめるということが許せない愛田は犯人探しを決意します。
今回放送の2話では、自分以外の桜井をいじめている犯人を見つけるために愛田が学園内の各所に隠しカメラを仕掛けます。
そして今回から鉄の女こと生徒会長の白鳥菜々(大幡しえり)が登場。
真面目な彼女は桜井をいじめている犯人を見つけるため生徒会として独自に動き始めます。
そんな中、愛田が設置した隠しカメラが犯人の証拠品として白鳥に見つかってしまいます。そのカメラの映像には、設置段階での愛田の姿も映っており、もし映像をみられてしまえば……。
白鳥の他にも、竹ノ内忠(若林拓也)率いるクラスの不良グループにも疎まれ目をつけられてしまう愛田。
少しずつ追い詰められていくような展開に、愛田がどう切り抜けていくのか目が離せません。
ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!
【ホームルーム】2話のあらすじ(注:ネタバレあり)
生徒会長・白鳥登場!そして新たな被害が…
朝の登校風景の中、愛田はこの日も女子生徒たちに囲まれて登校。
そんな中、生徒会長の白鳥奈々が生徒会の生徒たちを引き連れ通りかかります。
白鳥におはようとにこやかに声をかける愛田でしたが、そんな愛田を白鳥は一蹴。
「囚人観衆の中早朝から
女子生徒たちとイチャイチャ
恥を知りなさい、恥を!」
そう一喝すると白鳥は通り過ぎていきます。愛田はその発言に内心で怒り狂います。
自分は、こんな加工物達に興味はない!俺の求めるのは天然素材(=桜井)だと。
場面は変わり、女子生徒たちに囲まれプランターの世話をしている愛田のところに顔を青くした桜井が駆け寄ってきます。
桜井から差し出された弁当箱を開けてみるとそこには蛆や蝶など大量の虫が。
これは愛田が仕掛けたものではなく、連続する自分以外からの桜井へのいじめ行為に愛田は犯人への憎しみを深めます。
再び、犯人捜しのホームルーム
「ごめんね」
悲痛な声でそう言い、桜井は弁当箱の虫たちを1匹ずつ箸で土の中に埋め、弔います。
時を同じくして、教室では生徒たちが顔を伏せ、犯人捜しのホームルームが行われていました。
桜井の弁当にいたずらをした者は挙手をするよう愛田が声を掛けますが、当然ながら挙手する者は居ません。
不良グループたちは時間の無駄、でも授業は潰れるからいいかもな、ならもっとやれ犯人!とその場をかき乱します。
「次は 血の出るレベルで」
最後にそう呟いた竹ノ内に対し、お前の気持ちわかるよと愛田は語り掛けます。
「俺もそうだった。すべてにむかつき憎まれ口を叩く。それは何故か?寂しいからだ」
そして犯人にも語り掛けます。
「その心の内を聞かせてくれ。お前が本物の卑怯者になっちまう前に」
隠しカメラの設置、不良グループの復讐の始まり
ホームルームでは犯人に対し優しく語り掛けた愛田ですが、内心では犯人に怒り狂いどうにか見つけ出して後悔させてやると、各所に隠しカメラを設置し始めます。
女子トイレ個室上の換気扇の中 下駄箱脇の掃除用具入れ 図書室 教室
設置し終わり内心犯人へ宣戦布告をする中、保健医の椎名が声をかけてきます。
その日は愛田と椎名の夜回り当番の日で、忘れていないか確認に来たのでした。
2人で夜回りをする中、あからさまに会話に好意を滲ませる椎名でしたが、愛田は気のない返事ばかり。
「先生、桜井さんのこと考えてます?」
そう椎名が切り出し桜井のいじめが話題に上るなか、椎名はつまづき倒れこんでしまいます。
そこはラブホテルの前。
ここで休憩していきません?そう誘い振り返る椎名でしたが、足早に歩き出した愛田の姿はもうなかったのでした。
一方通り沿いのゲームセンターには竹ノ内率いる不良グループたちの姿が。
竹ノ内は昼間のホームルームで愛田にお説教をされたことに苛立ちを募らせていました。
すると窓に面した道を愛田が通り過ぎていくのを見つけます。
いいものをみつけたとばかりに彼らは愛田の跡をつけ、団地の階段を昇っていく姿を見届けます。
「ラブリンのおうちロックオン」
やってやったとばかりに竹ノ内は呟きますが、しかしそこは愛田の家ではなく、桜井の家でした。
夜の授業開始
絵画と同じポーズを取らせられ桜井がベッドに横たわり眠る中、全裸の愛田がフローリングワイパーを片手に出てきます。
授業をするように流暢に油絵の歴史を語りながらもカーペットクリーナーなどを用いて桜井の毛髪などを採取していく愛田。
各部屋、場所ごとに分類し採取したものを小瓶や袋に詰め綺麗に並べていく様子は、愛田なりの美学を感じます。
油絵の技法になぞらえ、桜井のそのままの美しさを称えます。
「つまらん加工物どもにお前の美を汚させはしない。お前は、俺が守る」
裸のまま桜井に寄り添い妖しく笑いそう語り掛ける狂気。
ベッドから降り、美しく横たわる桜井のそばに跪くと、愛田は崇めるように両手を合わせるのでした。
ずぶ濡れの桜井、そして愛田の危機
翌日、学校のトイレの個室に入っていた桜井でしたが、ずぶ濡れになり個室から出てきます。
その頃愛田は廊下で女子生徒たちとイヤホンで音楽を聴いて談笑していました。
そこへ桜井の親友、丸山が血相を変えて愛田の元へ駆けてきます。
「先生、幸子が!」
事情を察し、とうとう犯人のしっぽを掴めるかもしれないと期待を胸に愛田は走り出します。
桜井はずぶ濡れの中、愛田を呼び、彼が駆けつけてくれるのを待ちます。
桜井は自分を助けてくれる愛田のことを光だと思い、恋焦がれていました。
到着した愛田でしたが、それと同時に白鳥も犯行があったことを知り駆けつけてきました。
愛田を押しのけ、桜井の安否を確認する白鳥。桜井は犯人の姿も見ていないとのこと。
白鳥の指示で生徒会の生徒たちが用意した荷台に乗せられ、ずぶ濡れになった桜井は保健室に運ばれていくのでした。
そして白鳥主導の元、現場検証が始まります。
生徒会の女子たちがあちこちを調べ、とうとう愛田が仕掛けた隠しカメラが見つかってしまいます。
白鳥はそれを、犯人が現場を撮影して楽しんでいたものだと推察。
犯人が関連機器を持っている可能性が高いとして電波探知機を使い、周囲に居る人物を調べ始めました。
段々と愛田に近付いていくにつれ、探知機の反応と同時に周りの緊張も高まります。
愛田に向けたとき探知機の反応が最大に。白鳥は愛田にポケットの中を見せるよう迫ります。
とっさに愛田がポケットから出したのは、先ほど使用していたBluetoothイヤホンでした。
白鳥は納得のいかない面持ちで、去っていく愛田を悔しそうに見送ります。
なんとか難を逃れた愛田でしたが、犯人を割り出すための証拠は白鳥に持っていかれ、なおかつカメラには設置した時の自分が写っています。
それを見られてしまえば、自分の本性がばれてしまう。
愛田はカメラを取り戻そうと画策します。
その頃保健室で体を拭いていた桜井は、カメラが見つかったことを椎名から聞きます。
気持ち悪がる椎名と丸山。そして幸子は驚いた表情をし震えだすのでした。
生徒会室では、白鳥を中心にカメラの映像の確認が進められようとしていました。
それを阻止するべく、愛田は非常ベルを鳴らし、生徒を避難させつつ生徒会室に向かいます。
鳴り響く非常ベルの音に、白鳥は他の生徒会に指示を出し状況の確認と生徒の誘導に向かわせます。
そして一人残り、カメラの確認を進めようとしますが、背後には振り上げられたパイプ椅子。衝撃音。そして血しぶき。
少しして愛田が生徒会室に到着すると、カメラはなく、血を流して床に倒れる白鳥を見つけるのでした。
愛田の誘惑
病院へ運ばれ眠る白鳥。眼帯をし頭には包帯が巻かれ痛々しい姿です。
白鳥が目を覚ましふとベッドのふちを見るとそこには愛田が突っ伏していました。
そんな愛田に対し白鳥は、自分を心配するぐらいならその時間で犯人捜しをしろと、鉄の女っぷりを発揮。
しかし愛田は「無事でよかった」と白鳥を抱きしめます。
突然のことに動揺を隠せず狼狽える白鳥ですがそれに対し愛田は
「お前、みんなから鉄の女って呼ばれてるんだってな。なのにこんなにあたふたするなんてお前、かわいいな」
と耳元で囁きます。
既にぽーっとした様子の白鳥に、犯人のこと、カメラのことを聞くも覚えていない様子。
しおらしく答える白鳥に更にだめ押しとばかり、頭を撫ぜ顎に手を添え「お大事に」と告げると愛田は足早に病室を去っていきました。
残された白鳥は既に愛田に骨抜きの様子を見せるのでした。
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【ホームルーム】2話の感想・考察
新たなキャラの登場
今回は新たに生徒会長の白鳥が登場。お堅いキャラのクールビューティーさがとても魅力的ですね。
真面目がゆえに愛田の大胆な行動に骨抜きにされてしまうところもまたかわいさがあります。
しかし次回予告では早々に愛田に向かって「私はあなたのことを許しません」という発言も。
なんとなく不憫な立ち位置で、応援したくなりますね。
愛田と桜井
今回も愛田の仕掛けたものとは別に、いじめ行為を受ける桜井ですが、彼女自身も自分の危機に駆けつけてくれる愛田を”光”と表現し待ち焦がれるという盲目的な面が見られました。救うために相手を自ら不幸にする愛田と、不幸になっても愛田に助けられることの方が嬉しい桜井。ある意味お似合いのような……
そして前回1話に引き続き、愛田の変態っぷりは加速するばかりですね。
山田裕貴の捨て身の怪演に圧倒されます。気持ち悪い!と思いつつもついつい見てしまいます。
カメラを取られてしまい、不良グループにも目をつけられてと、愛田にどんどん危機が迫りますが、次週3話では不良グループの夏目ゆあ(横田真悠)も登場し、これからどうなってしまうのか。楽しみです。