ホームルーム

 

2020年3月27日に放送されたホームルーム第10話最終回のネタバレです。

9話のネタバレをまだ見てない方はこちら

他の話はこちらから!

 

前回9話では、全てを暴かれてしまった愛田(山田裕貴)。

どう落としどころをつけるのかと問い詰められた愛田がその場で約束したホームルームを、今回10話では実行します。

ホームルームで、自分の行ってきたことをすべて愛と称し正当化して話す愛田に、生徒たちは戸惑いと怒りをぶつけます。

そんな中、登校していなかった桜井がその場に現われます。

 

桜井(秋田汐梨)はある決断を胸に、愛田と対峙します。

桜井が下した決断とは。そして、愛田が周りに及ぼした影響とは。

 

衝撃の最終回です。

ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!

 

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【ホームルーム】10話最終回のあらすじ(注:ネタバレあり)

始まる最後のホームルーム

朝の通学路、愛田が自転車に乗りいつものように生徒たちに囲まれながら登校してきます。

昇降口では丸山(富田望生)と竹ノ内(若林拓也)率いる不良グループが愛田を待ち構えていました。

昨日のことなどなかったように、いつも通り彼らに対して愛田は声をかけます。

 

「ぜってー来ないと思ってた」

 

そう言う竹ノ内の言葉に対して愛田は何も答えることなくその場を去りました。

 

教室に移り、ホームルームが始まります。生徒たちと談笑し、普段と変わらない様子で愛田は「今日は最初に大事なお知らせがあります」と告げます。

 

「先生、みんなとお別れです」

 

その言葉に、生徒からはざわめきが起きますが、愛田はなおも事もなげにホームルームを進めていきます。

 

そのわけは———

 

そういって黒板に大きく書かれたのは【愛】の文字でした。

そうして愛田は、自分と桜井の【愛】の話を始めます。

 

 

 

その頃桜井は、自室のベッドで膝を抱え考え込んでいました。

 

昨夜の愛田からの全ての告白。

 

愛田を追い出したのち、台所で座り込んでいると全てを知った親友の丸山が家まで訪ねてきました。

泣き疲れ、呆然としたまま座り込む桜井に丸山はそっと近づき、抱きしめます。

 

桜井は、丸山を信じられなかったことを泣きながら謝ります。丸山は「いいんだよ、あんたは何も悪くないんだから」と謝罪を受け止めてくれました。

 

そのことを思い返しながら桜井は、膝を抱え伏せていた顔をあげます。

 

 

全ての告白、人とを愛するとは?そして桜井の答えは?

教室では、「俺と桜井の愛」と称した愛田による桜井への行為の全ての告白が終わっていました。

黒板は、説明のために書かれた色とりどりの文字と絵でみっしりと覆われています。

 

桜井への愛が故に行っていたいじめ行為、そしてそれを模倣する者も現れたが自分とはレベルが違う事、何より自分には【愛】があることを愛田は誇らしげに強調します。

そして、こうなってしまったことをお前らの責任でもあると語り始めます。

最初この学校に赴任した時の絶望、薄っぺらで空っぽな生徒。見せかけの平和。ヒーローの出る幕なんてかけらもなく、退屈で死にそうだったこと。

 

「でも俺には守るべき人ができた」

 

そういって愛田は桜井を思い浮かべます。

 

 

教室には女子生徒のすすり泣く声が響き、男子生徒からの「ふざけんな!」という怒号とともに愛田にものが投げつけられるなか、それでも愛田は話しを続けます。

 

薄っぺらな生徒たちでも、いいところはあったと。絵のフォーカルポイントである愛田と桜井の2人を際立たせる背景として生徒たちは機能していたと話します。生徒たちは怒りを強め、愛田に対して怒号と物が飛び交います。

 

「そっか怒ってんのか、そうだよな。

お前ら1000回生まれ変わってもな、こんなに人を愛することなんてできない!

悔しかったら、俺ぐらい愛してみろ!」

 

そう叫ぶ愛田に男子生徒が掴みかかり、愛田は引き倒されます。それをきっかけ生徒たちからリンチに合う愛田。

竹ノ内が止めに入ろうとしたところで、桜井が教室に現われます。

 

「やめて!」

 

桜井の叫びで生徒たちは止まり、愛田から離れます。

 

「遅刻だぞ桜井。でも良かった。

 バレようが、捕まろうが、俺は、

 俺はただお前に会いたくて、ここに来たんだ」

 

そういって桜井の足元まで這い寄ります。

それまで耐えるようにスカートのすそを握りしめ立っていた桜井でしたが、しゃがんで足元に居る愛田に目線を合わせゆっくりと話し始めます。

 

「私もです。あの後、一人で何度も、ずっと考えました。それで、思ったんです。

 

 貴方のしたことは、最低、クズ。でもクズなのは私も一緒です。

 

 私は、過ちを犯しました」

 

そうして桜井は、自分が愛田に助けられたくて、いじめを自作自演していたことを告白します。

 

「私の中にも、あなたに似た何かが潜んでるのかもしれない」

 

俯いていた顔をあげ、桜井を見る愛田。

 

「1年、3年、いえ10年後かもしれないけど、

 あなたの愛を理解できる時がいつか来るのかもしれない。

 

 でも、今はできません!

 

 今日ここに来たのは、それを伝えるためです」

 

 

その言葉を聞き、しばらく呆然と桜井を見たのち、愛田はまた視線を伏せていきます。

 

 

「桜井、一つだけ聞かせてくれ。

 

 俺は、お前を愛してる。お前は、俺を愛してくれた。

 

 それだけは、真実だよな?」

 

振り絞るような問いかけに、桜井は、しばらくその言葉かみしめるように考え込み、目を伏せ、再び顔をあげると笑みを作って答えます。

 

 

「さようなら、愛田先生」

 

 

肯定も否定もなく、ただ振り絞った笑みでそう告げた桜井はまた涙を流し、その場を立ち去るのでした。

 

残された愛田は、立ち上がることもできず、その後を追うようにただ這いつくばり、嗚咽を漏らし、桜井の名前をひたすら呼び、叫び、もがくのでした。

 

そしてその後、愛田は学校から姿を消しました。

 

学校中かなりの騒ぎになったものの、それは10日ほどで落ち着き、人が他人に持つ興味なんてその程度のものなのでしょう、と桜井によって語られます。

 

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愛田がいなくなったその後。それぞれの想い。

図書室で図書委員の仕事をこなす桜井と矢作。

矢作が桜井に本棚に戻す本を渡すと、桜井は「はい、矢作さん」と答えます。

 

今まで何度名前で呼んで欲しいと言っても委員長と呼び続けていた桜井から名前で呼ばれたことに矢作は浮足立ちます。

 

浮かれながらその場から離れる矢作を楽しそうに見ていた桜井が、本を戻す仕事を続けようと本棚の前を移動すると、空いた本棚の向こう側から白鳥がこちらを覗き込んでいました。

 

思わぬ白鳥の登場に驚く桜井。何より白鳥は、トイレでのカメラの一件にの際に自分が襲った相手。

 

呼吸を早め、恐怖する桜井に白鳥は近寄り、近くに置かれていた椅子を振り上げ「私を殴ってカメラを盗んだ犯人はあなたね」と問い詰めます。

復讐される、そう思い桜井は目を瞑りますが、白鳥はそのまま椅子を置くとそこに座り話始めます。

 

「おかしくなってたのよね、私たち。お互い」

 

あの男を愛してしまったことが間違い。でもそのおかげで、私は強くなった。

そういって白鳥は、本棚から一枚のチラシを取り出します。

 

『校内恋愛、絶対禁止』

 

そうキャッチコピーが打たれた自身の写るチラシを掲げ、再度生徒会長に立候補することを白鳥は告げました。

 

———愛は人をおかしくしてしまうのでしょうか。

———私もいつかまた、おかしくなるのでしょうか。

 

白鳥の様子を見てまた、桜井はそんなことを考えるのでした。

 

 

校舎裏の階段では、丸山と竹ノ内が並んで座り話し込んでいました。

 

竹ノ内は、愛田の一件があったことで、相手の気持ちを考えずに自分の気持ちを押し付けることは間違っていることに気が付いたと話し始めます。

 

自分もまた丸山が困っているところに漬け込み、自分の気持ちを押し付けてしまったことを反省します。

 

丸山はそれを聞いて、自分も竹ノ内の気持ちを利用したのだから同じだと告げます。

 

愛田への復讐を成功させたら付き合う、利害の一致で付き合うのは間違っていると気が付いた2人。

それでも二人は、良いダチができて良かったわ。そういって、冗談を言いながら笑い合うのでした。

 

 

 

暗い廊下を俯き加減で歩く幸子。その後ろの階段から丸山が現れます。俯いていた桜井の表情は晴れ、丸山に誘われ2人は屋上に向かいます。

 

 

日の暮れた景色の中、屋上で並んで座る2人。静かな雰囲気の中、丸山が話し始めます。

 

「ねえ幸子、迷惑かけないから好きでいていいかな?」

 

意を決して不安そうに問いかける丸山に対して、桜井はうん、とうなずきます。

 

ふと桜井が立ち上がり、屋上から景色を見ているとふと視線を止めます。

 

通学路、自転車を漕ぐ愛田と、その後ろに乗る自分の姿。明るく笑い合う2人。

もしかしたらあったかもしれない光景。

 

楽しそうな2人の姿を、嬉しそうに、しかし寂しげな表情で眺める桜井。

 

いつの間にか視線の先のその光景は、見えなくなっていました。

 

 

それから5年後。善と悪、移り変わる価値観。 

時間は、5年後に進みます。

廃棄物工場で作業をする人々の中、愛田はそこで働いていました。

教師だったころのさわやかな姿は見る影もなく、髪は乱れ、髭も伸びたくたびれた姿の愛田がそこにはいました。

 

そして桜井は、母校で美術の教師になっていました。

ミケランジェロの絵を題材に授業を進める中、女子生徒から声が上がります。

 

「先生、二宮またやられてます」

 

視線の先、身を縮ませている二宮と呼ばれた男子生徒に桜井が駆け寄ると、いつかのように、椅子には接着剤が塗られていました。

 

「これで三度目だっけ、なんか思い出すんだよな」

 

そう話す先輩教師は、桜井が学生時代から居た恩地先生でした。

話題を変え、飲み会の出欠について桜井に尋ねるも、「用事があって」と断る桜井に、恩地は男でもできたか?とからかい、桜井は「それアウトですよ!」と冗談交じりに返すのでした。

 

帰り道、笑いを噛み殺すような表情を見せつつ、桜井は歩いていきます。

 

そして、また別の道では寒そうに体を抱えながら歩く愛田の姿がありました。

 

ドラッグストアに入り商品を見ているなか、近くの子どもがおもちゃを落とし拾い上げると、母親が駆け寄ってきました。

ぞんざいにお礼を言い子どもを抱きかかえて去っていったその母親は、椎名でした。

 

椎名が去っていった先には、子どもの父親と思われる人物が待っており、幸せそうな家族の姿を愛田はぼんやりと見つめ、そしてまた歩き出すのでした。

 

 

「ただいま」

 

愛田が帰ってきた暗い室内の自宅は、いつかとは違いドライフラワーとそれをスケッチした絵で埋め尽くされていました。

 

教師を辞めてから5年、その後桜井には会っていない愛田でしたが、その間も桜井への気持ちは消えることなく、心にうずき続けていました。

 

当然夜は眠れず、睡眠薬入りのカモミールティーを飲み、無理やり眠りに落ちる日々。

 

「そして俺は夢を見る

 そう遠くない未来、桜井と再び出会い、愛を確かめ合う。

 そんな夢を———」

 

そう語り、体を抱えるようにして眠る愛田。

 

そしてそのベッドの下には、制服姿の桜井が———

 

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【ホームルーム】10話最終回の感想・考察

とうとう今回10話で最終回となったホームルーム。

最後の最後、桜井がどんな決断を下すのかというところが要だと思っていましたが、愛田の愛を今の自分には理解ができないと言い、愛田の問いかけには答えずただ笑顔で「さようなら、愛田先生」と言って去っていったあの表情。そこからのラスト。圧巻でした。

 

このドラマは山田裕貴さんの演技のが見どころだと感じていましたが、これまでも要所要所で狂気を見せていた桜井を演じる秋田汐梨さんのラストにかけての演技には圧倒されました。

ホームルームのシーンの愛田と桜井のやり取りは画面に目が釘付けになってしまい、事細かに表情を追ってしまいます。

 

桜井が教師になり、クラスの男子が桜井の時と同様の手口でいじめられているところ。そして、愛田のベッドの下に潜む制服姿の桜井。

ベッドの下の桜井の表情と「先生」と呼ぶ声が最高にホラーで、最高に後味が悪く、ついつい色々と考えてしまいますね。

クラスの男子へのいじめは桜井によるものなのか?そうするならばベッドの下に居た桜井は?両方とも桜井によるものなのか、それともベッドの下の桜井は幻想なのか?

 

最終回、綺麗に落としどころをつけつつも、あれこれ考えたくなってしまう終わり方でした。

 

愛とはなんなのか。そして善悪とは。その時々で変わっていく価値観や常識について、作品に登場する絵画も連動していたり、また、山田さんに関わる小道具での憎い演出もあったりと、芸が細かいのも見どころでした。

 

監督のTwitterなどを見ると、演出に関しての意図なども語られていてなかなか面白く、考察がはかどります。

作品への愛が強いあまりにリツートが多く、せっかくの演出に関するツイートが埋もれてしまってるのもまたご愛敬でしょうか。

 

9話のネタバレはこちら

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